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モーリスコーポレーション 24時間の遠隔監視サービスを強化 移動体監視システムで安全面向上

1998.05.21 15:24

 モーリスコーポレーション(本社・東京都中央区、森井博社長)では、コインパーキング事業(駐車場の企画・設計、経営指導)など、多様なサービスを展開しているが、よりユーザーニーズに応える為に、新たなサービスを提供することになった。
 「6月から開始を予定しているのは、24時間遠隔システムをさらに高度化したシステム、移動体自動監視システムです。この移動体監視システムは、販売管理などのシステム開発を進める『ユーエスイー』が開発・販売するもので、このシステムを利用して、当社が管理する時間貸駐車場や機械等のメンテナンスサービスを対応するものです。この移動体自動監視システムの最大の特徴は、特定のある場所に侵入した不審者をカメラがとらえ、追尾して映像を記録する事です。つまり、人工知能の制御により、不審者の映像だけをモニターが映し出すのです」(森井社長)。
 モーリスコーポレーションでは現在、電話回線を利用して24時間の遠隔監視サービスを実施しているが、これらのシステムを導入する事で、よりきめの細かいサービスが実現し、セキュリティ面でも大幅な向上が図れるとしている。
 また、グループ会社である日本駐車場救急サービスでは、駐車場の定期メンテナンスや、緊急サービスを展開しているが、「新サービス導入により、これまで以上に短時間での緊急サービス対応が可能となる」(森井博氏)と言う。




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