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<オーナーのつぶやき> 約2か月間かけてビルをリニューアル 1500坪の土地を公団に売却し節税
1998.06.21 14:20
K&S(東京都渋谷区)社長の栗山憲三氏はマンションを経営するビルオーナー。同氏所有の「
K&S恵比寿ビル」では4月12日から6月12日にかけて改修工事が行われた。
改修内容はシーリング・屋上等の防水、外壁洗浄、外壁吹き付け塗装、鉄部塗装など。同ビルの建設を手掛けた住友建設が行い、費用は約1200万円とのこと。
同ビルは平成元年竣工の築10年目の物件だが、テナントから「水漏れが起きてる」との通知があり、改修に至ったという。
栗山氏のもう一つの肩書は公認会計士。これまでに10社以上の上場企業、テント公開企業の株式公開のコンサルティング実績をもつ。当然のことながらこの能力は不動産業務にも生かされてきた。
「バブルが崩壊した頃に1500坪の土地を持っていたのですが、資金繰りのために売却することになりました。ですが普通に売却したのでは税金で74%引かれてしまいます。そこで住都公団に県営団地用の優良宅地として売却したのです。この場合税金の率が大幅に下がるので、そこで資金を作ることができたので、現在も順調に活動できているのです」この税務を知らずに失敗した人も少なくないはず。現在K&Sは駅に近い優良物件だけを選別する堅実経営を取っている。