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東京エレべーター エレベーター保守と機械警備、損保をミックス 低料金武器に日常コスト圧縮をアピール

1998.07.01 15:29

 低コストのエレベーター保守メンテナンスを展開する東京エレべーター(東京都中央区、佐々木劔児社長)では、機械警備や損保加入と組み合わせた独自の営業展開を進めている。
 独立系エレべーター保守会社である同社の強味は、何といってもコストの安さ。フルメンテナンス(FM)契約で1台当たり1ヵ月4~5万円と、「一般のメーカー系に比べて30%から50%低い料金設定」(馬英華副社長)で受けている。同社にメンテナンスを切り替えたオーナーにとっては月に1台当たり3~5万円が浮く計算になる。
 「そのままでもコスト削減になりますが、当社が警備会社や損保会社をセットして、この浮いた金額内で無人警備システムや設備保険に入れるようにすることで、オーナーにとっては日常コスト全体の圧縮につなげることができます」(馬副社長)。
 同社は本格展開を始めてまだ半年余りだが、コスト面の訴求力や全メーカー対応という点が受けて、すでに約200台の管理を受託。つい先日には中央区に竣工した貸室面積6000坪を超えるクラスの大規模ビルでも受注を獲得した。一般に新築ビルでは当初3ヵ月程度メーカーのアフター保守期間が付いているが、これの終了後に同社に切替えるケースも多いという。




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