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臨海副都心第二次公募企業決まる TOC・森ビル開発らが業務棟建設
1998.07.21 15:03
地上17階、延床面積5万平米の複合ビルを
テーオーシー(東京都品川区・大谷卓男社長)及び森ビル開発(東京都港区・森章社長)、三和銀行(本店・大阪市中央区)の3社からなる企業グループで、事業はテーオーシーが中心企業となり、森ビルが側面的に協力、三和銀行はファイナンシャルアドバイザーとして参画し、共同で2棟の高層業務用ビルを建設する。
もう一社は、松下電器(本社・大阪府門真市)で、「デジタルネットワーク」、「環境との調和」をテーマに、情報の発信拠点を整備する予定。テーオーシーら3社が進出するのは、江東区有明南地区の「有明南LM区画」。同地区は、臨海新交通「ゆりかもめ」の国際展示場駅に隣接するエリアで、周辺部には、大規模複合ビル、東京ファッションタウンビル等が立ち並ぶ地域だ。この地域に於いて、テーオーシーと森ビル開発らは、約1.8ヘクタールの土地を賃借し、二期に分けて地上17階・地下1階、延床面積約5万平米のビルを2棟建設する。
第1期の事業は、2000年(平成12年)に着工し、2002年完成の計画。尚、第1期の事業費は171億円を予定している。計画では、テーオーシーは、本部機能の一部を同ビル完成後に移転させ、同社使用以外のフロアを一般に賃貸する予定。また、松下電器は約1.6ヘクタールを借地し、「デジタル・エコパーク」(仮称)なる低層ビルを建設する。