週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
YKKAP ツインファサードシステム開発 日射、外気温などコントロール
1998.08.01 14:27
YKKアーキテクチュラルプロダクツ(略称:YKKAP、本社・東京都千代田区)は、ツインファサードシステムを開発した。
最近の建築ファサードの傾向は、床から天井まで透明ガラスを使用した開放的で、透明感あるものが増えつつある中で、このシステムは、建築のペリメーターゾーンの熱環境向上を目指し、外壁開口部からの熱取得及び熱損失を軽減するために、日射及び外気温などの自然環境をコントロールするとともに有効利用する為のそれぞれの要素技術を開発したものだ。
ツインファサードシステムは、メンテナンスデッキと機能部品により構成され、これらを状況に応じ組合わせる事により、様々なデザインが可能。メンテナンスデッキは、外部の掃除・メンテナンスを容易にし、ここにルーバー及びブラインドを設置して、日射をコントロールする事で日射侵入率を低減する事ができる。また、外部にガラスを設け、ダブルスキンにする事で断熱・遮音の性能が向上するとともに、必要に応じてダブルスキンの空間を換気したり、エアーフローの機能をもたせることで、更に室内環境を向上することが出来る。