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<地方都市の有名ビル>宮城不動産「宮城ビル」 昭和41年に仙台駅前にビルを建設 OA化対応の光ファイバーケーブルを敷設
1998.08.01 14:37
東北のビジネスの中心となる仙台駅前地域に立つ「宮城ビル」は昭和41年の竣工で比較的築年数が経っているものの、近年のOA化に対応した設備を備えている。
多くの企業で社内のパソコン等を回線で結んだネットワーク構築を行っているが同ビルでは光ファイバーケーブルが導入されているため、そうしたデジタルのデータ通信ネットワークシステムに対応している。
空調設備では、空冷のヒートポンプ型小型機が設置されており、全フロアテナント別の冷暖房操作が可能となっている。また24時間整備体制で時間外運転の対応も整えている。規模は地下2階、地上9階、塔屋3階建てで、鉄骨鉄筋コンクリート造。521.68平米の敷地面積で総建物延床面積は6172.35平米となっている。
商業店舗と企業の事務所テナントが入居しており、主なテナントには七十七銀行仙台駅前支店、旭通信社、クレディセゾンの他、本屋や歯科が入居している。
「宮城ビル」を所有する宮城不動産は、仙台を中心に不動産賃貸業務を行っており、元々は個人営業であった旅館業を宮城ホテルとして仙台駅前に開業したのが法人設立の最初となった。
その後の昭和40年にホテルの敷地の一部に貸ビルを建設開業し、現在の「宮城ビル」に至っている。
昭和62年には不動産仲介、ビル管理を目的とした「住まいの情報館」を設立している。