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日立ビルシステム ビルの遠隔管理システム 再構築により管理効率が向上

1998.08.01 14:38

 日立ビルシステム(東京都千代田区)では、ビルやマンションの遠隔監視を行う「ビル群管理システム」のバージョンアップを行った。
 このシステムは管理対象となるビルに監視端末装置を設置し、同社の管制センターを通じて、ビルオーナーや管理会社の物件を管理する監視センターで、設備管理や防犯・防炎遠隔監視などを一括して行うものである。集中管理方式となっているため、複数のビルやマンションを管理する際の管理効率を高めることができる。
 今回のバージョンアップによって遠隔検針(水道・ガス・電気等)と核テナントへの請求書発行などの遠隔課金が可能になったほか、ビルが設備、管理台帳の検索による問い合わせやクーム管理、また日報・月報作成などの簡易ビルマネジメント機能が追加された。更に自動ダイヤルや自動ポケベル呼び出し等出動指示支援も可能になり、異常・故障などのトラブル時への迅速な対応が行えるようになった。
 同社では14年前からビル総合管理事業を始め、現在約1万5000件の管理サービスを行っている。今後の目標として、年12件のシステム販売を掲げている。




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