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1998.08.21 14:09
■「リニューアル戦略とコスト削減策」 9月17日 オーナーセミナー開催
「これからの賃貸ビルにおけるリニューアルの戦略とコスト削減策」と題した経営セミナーが、9月17日(木)午前10時から午後4時まで、東京都千代田区の日本私学振興財団会議室で開かれる。環境企画と日本プランニングシステムが共催する。
講師は、都内で貸ビル2棟を経営する昌平不動産の瀬川社長と、コスト管理の専門家であるサトウファシリティーズコンサルタンツの佐藤隆良社長。
オフィス賃料の下落、空室対策などに対して経営者がとるべき対処策の中心的手法であるビルリニューアルと顧客サービスの拡充による競争力向上について、ビルオーナーや建設・リフォーム会社のリニューアル担当者などを対象にセミナーを進めていく。実際にリニューアルを成功させた経験を持つ瀬川社長からは「これからのマネジメント基本理念」「魅力あるビル創りとリニューアルの実施」などについて。一方、佐藤社長からは「バブル崩壊後のリニューアル建設市場とコストの問題点」「発注者のリニューアル市場におけるコストダウン戦略の必要性」「リニューアル工事におけるコスト低減の方策」などについて、それぞれ解説する。参加費は1名につき3万3600円。追加1名につき10500円。
■ビル用サッシにアルマイトグレー色 コストを抑えた二次電解着色可能に
YKKアーキテクチュラルプロダクツ(YKK AP、吉田忠裕社長)は、ビル用アルミサッシに二次電解着色によるグレー色「アルマイトグレー」を発売した。
ビル建築における外壁デザインの大きな要素である外壁カラーは、サッシと外壁のコーディネイトを美しく見せる落ち着いたグレー系色ニーズが近年高まっている。同社ではこれまでアルミサッシのグレー色として、合成組成に発色因子を添加した合金グレーをビル用サッシに用いてきたが、表面処理の研究を重ね、コストを抑えた二次電解着色によるグレー色対応技術を確立し、アルマイトグレーを標準化した。アルマイトグレーは従来のステン系色と比べ、黄色を抑えた色調で、落ち着いたビルの外壁カラーコーディネイトが可能なビル建築物への対応カラーとして使用できる。