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日本インターフェイス ホットな物件情報と権利関係を掲載「月刊競売開始物件速報」創刊 創刊記念特典サービス実施

1998.08.21 14:04

 不動産競売に関する情報誌を発行している日本インターフェイス(東京墨田区・高橋泰社長)では、8月末より新たに「月刊競売開始物件速報」を創刊する。同社の競売関係情報誌としては4誌目。競売開始決定直後のホットな物件情報と抵当権、根抵当権など該当物件の権利関係を掲載したもので、競売物件の購入希望者にとっては、来る入札手続きに備えて余裕を持って物件調査に当たれる速報性が大きな魅力となる。
 不動産競売事件は債権者等の申し立てにもとづき、裁判所の競売開始決定により開始される。裁判所は競売開始決定後間もなく、知られざる権利者のために配当要求の終期の公告を行い、これにより、競売物件は一般に公開されることになる。
 今回、日本インターフェイスが創刊した「月刊競売開始物件速報」は、この公告によって公開された競売手続開始直後の競売物件に、所在地図を添付するとともに、権利関係の情報を掲載したものだ。
 これにより、物件の購入希望者は、入札に備えて最も早い段階から物件の選別および現地調査等の準備に当たることができると同時に、場合によっては、関係者との任意交渉によって競売手続外での物件購入のチャンスが生まれる可能性もある。
 各物件の情報で、権利関係の記載のうち、抵当権、根抵当権については1~3位までの設定日、権利者、限度額が記載されている。3位以下複数の場合は「その他(根)抵当権〇件」として、その債権総額が記載されてある。
 抵当権、根抵当権について、譲渡や順位譲渡、転抵当、債権額(極度額)の変更等がある場合は、最終事典における優先順位と債権額を判定したうえ、当初の権利設定日を記載している。
 添付地図は住宅地図を拡大したもので、対象物件、近隣状況、道路付け、地形などがつかみやすい。
 購読料は、いずれも年間契約で、東京版が30万円、神奈川版、埼玉版、千葉版がそれぞれ18万円。
 現在、新情報誌創刊時の限定サービスとして、購読申込者に対して、1500物件の情報を掲載した「競売開始新物件一覧表」のプレゼントおよび購読料金の1割引きサービスを行っている。
 同社ではこの他、期間入札にかかわる物件情報誌「週刊競売物件情報」をはじめ、「開札速報」「月刊競売ニュース」などを発行している。




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