週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
日本火災海上保険 スーパービルディング保険 9月から代理店通じ販売へ
1998.09.01 16:21
日本火災海上保険(松澤建社長)では、平成10年9月から「スーパービルディング総合保険(地震保険つきビルディング専用保険)」を中核代理店や金融機関代理店を通じて販売する事になった。同社が販売する、スーパービルディング総合保険は、事務所や商業店舗等のビルについて、地震を含むあらゆる損害(従来の火災保険の補償内容に加え、ビル付帯機械設備の電気的・機械的事故やガラス破損、水道管の破裂や取扱ミスによる建物等の破損・汚損など)を補償する、現時点での業界最高水準の火災保険だ。
また、保険金支払いにフランチャイズ方式(損害が一定額以上となった場合、免責金額を適用することなく損害の全額を支払う方式)を取り入れているのが、これまでにない特徴。
また、幅広いリスクを対象とする本商品の販売取扱いについては、建物構造や防災設備状況の調査等、引受時のリスク判断力、顧客に対するリスクコンサルティング等に優れた、大型プロ代理店や、中核代理店及び金融機関代理店に限定する事で、有力代理店への優遇策としても配慮した内容となっている。
企業分野の地震保険については、阪神大震災以来、顧客ニーズがありながら、再保険確保の難しさや保険水準の問題等から、同社ではこれまで取り扱っていなかった。尚、保険対象ビルは鉄骨耐火被覆造または、鉄筋コンクリート造の事業用ビル及び収容什器・備品となっている。