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シンドラー社 エリア販売店を設け販売網を全国整備

1998.10.01 11:13

 世界第2位のシェアを持つスイスのエレベーター・エスカレーターメーカーの日本法人シンドラー(東京都中央区・マルコAクリベリ社長)はこの度、販売網の全国展開を図る目的で直販方式に加えエリア方式の販売店を設置することを発表した。
 同社はこれまで関東・中京・関西の主要地区を対象に直販体制による営業展開を行ってきたがそれ以外の地域では営業体制の整備も遅れており、地方における販売網の整備が課題となっていた。
 今回の取り組みは該当エリアで実績・販売力を持つ地元有力企業と提携をし、その企業を通じて拡販を行うもので、基本的には1県につき1社の独占販売制だったが、場合によっては複数の県も担当する。また、シンドラー社の直接販売も同一エリア内で併行して行う。また販売に限らず、取付やメンテナンスサービスも販売店が行うことになるが、シンドラー社の洗足代理店になる義務はなく、販売台数のノルマも課さないという。
 既に四国、九州地区では販売店契約が締結されており、今後、山陰・北陸・東北・北海道でも早急に販売店の開発を進めてゆく方針で、同社としては2002年に全国的な販売網の構築を達成することを目標にしている。




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