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新日本空調 省エネ・低コストが売りの空調機 冷凍機の大きさも10%低減を実現
1998.10.21 10:46
新日本空調(東京都中央区・清水正一郎社長)は、大型量販店・コンベンションホール・劇場ホール・ホテル宴会場等が、広い空間性を持っているため、室内に外気を貯える場合に適している事、また在室人員が日単位で定型的な変化をする点に着目。夜間換気(蓄外気)におyる冷凍機容量削減システムを開発し、新築のみならず既設の冷凍機設備にも適用している。
同システムは夏期の夜間・早朝に停止中の換気装置を運転・活用して冷たい外気を室内に蓄え(著外気)、翌日の暑い昼間は外気導入量を約30%セットし、冷凍機の大きさを10%提言した。
また、空調設備コスト削減と同時に運転費の低減が可能で、結果的にエネルギー資源の節約と二酸化炭素排出量削減による地球環境改善にも効果がある。
空調設備コストは、延床面積あたり約400(円/延㎡)低減される。また、運転費は同条件で約150円削減される。更に、ライフサイクルコストは20年間に対して、38(円/延㎡・20年)節約される。これは従来システムに対して約11%軽減されるという。
受注方法は、顧客に対するプレゼンテーションにより、ダイレクトに提案受注している。これには、同システムの外気導入量、在室人員、炭酸ガス濃度に対する適正化シミュレーション手法で対応している。
また、同社では、受注物件に同システムを採用した場合には、ノウハウ料をサービスしている。