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イトーキ 放射線治療設備用の特殊扉を販売 ローラー駆動で高い遮蔽性を実現
1998.11.01 17:04
イトーキ(大阪市・伊藤七郎社長)は放射線治療設備用の特殊扉の販売を今月より開始する。
この「病院用大型放射線遮蔽扉」は放射線治療の外部被爆を確実に防ぐ為のもので従来から販売している商品を改良し設計を標準化したことにより、10~20%程度のコストダウンに成功したという。
国公立病院や大学病院といった医療施設や研究機関向けの放射線加速器室や放射線治療の為の部屋は、周囲の壁の厚さを1~2m確保しているが、この商品はそれに合わせた厚みを持つコンクリート製で、電動で開閉する。
従来商品との大きな違いは、開閉の為の駆動に車輪に代り新開発の小型特殊ローラーを使用した点。これにより高い遮蔽性と安定した走向性を得ることが出来るという。
価格は標準で一体2500万円。