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東京電力 エコ・アイスミニ発売開始 10年間で約17万円の電気代低減

1998.11.01 17:14

 東京電力(東京都・荒木浩代表取締役社長)では今秋から、小型氷蓄熱式パッケージエアコン「エコ・アイスmini」の5馬力、6馬力タイプの販売を開始する。
 これまでの「エコ・アイス」は、200㎡程度以上の建物に適するものであるのに対し、「エコ・アイスmini」は、パッケージエアコン総設備容量の1/3のシェアを占める小規模(80~200㎡程度)の建物に対応するため開発された。
 開発にあたり、同社では業界初の試みとして、メーカー4社と電力9社が共同して統一仕様の下氷蓄熱槽の共通化を進め、コストダウンに努めた。
 また、同商品を導入することによるイニシャルコストの増分が、蓄熱システム導入に伴う基本料金の低減と、昼間に比べて割安な夜間電力の利用により、年間2万4000円の電気料金が節約される。また、国の補助金を受けることにより、従来タイプとの設置費差額の半分がユーザーに助成され、約3年間で回収できる価格設定を目標としている。




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