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<イナックスが新工法を建築仕上学会で発表>リニューアル加速 注入時間が短縮へ
1998.11.01 17:13
イナックス(愛知県常滑市・水谷千加古社長)は、タイルの補修法に、真空を併用した注入法「ウォールニューシステム」を10月12・13日、建築学館(東京都港区)にて行われた建築仕上学会で発表した。
同社では、ビル外装修繕の注目が高まることに着目し、新たに独自補修工法を開発し実用化に向けて展開を開始した。
この商品は、施工効率を高める効果がる。診断で明らかにされた剥離部に対し、上下一箇所の穿孔穴を施した後に上部から吸引し、下部から樹脂注入することによって注入時間を短縮出来るという。
ただし、同社では同商品がまだ研究発表段階で、販売開始までには少し時間がかかるとしているものの、従来工法であるタイル張り替え式に変わる工法として確立し、リニューアルが加速すると見ている。