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日立系ビル事業会社合併 事務所統合等で経営効率の向上を図る 今年4月1日付

1999.01.21 14:47

 日立製作所系列のビル事業会社である日立ビルシステム(東京都千代田区・深山俊彦社長)と日立ビル施設エンジニアリング(東京都千代田区・高井良昌社長)の2社は、4月1日付けで合併を行うことを発表した。
 合併後の存続会社は「日立ビルシステム」で、本社、代表とも日立ビルシステム側が継続する。
 日立ビルシステムはエレベーターの据え付け、保守・修理が狩猟駆業務で平成9年度の売上高は1980億円。一方日立ビル施設エンジニアリングが冷凍空調装置の販売、施工、メンテナンスを主に手がけており平成9年度売上高は254億円。
 今回の合併は間接部門の重複業務の排除と、同一エリア内の事務所の統合を進め経営効率の向上を図り、市況の低迷や競争の激化などによる経営環境の悪化を乗り越えようという思惑に加えて、窓口の一本化や、サービス拠点と両社の技術スタッフの多能工化によって「緊急サービス対応時間30分体制」を実現化させ、CSの向上を図るねらいがあるという。




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