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<シンドラーエレベータが新商品を発売>小型商業ビル向け省スペース化貢献

1999.03.01 12:01

 シンドラーエレベータ(東京都中央区・マルコ・A・クリベリ社長)が新方式エレベーター「シンドラー・モービル」を新発売した。これは、天井からロープで吊るされ上下する方法でも、油圧ジャッキ方式でもない全く新しいシステムによるエレベーター。自走駆動装置を装備したエレベーターかごが2本のレール上を走り、上下する仕組み。このレールと建物との接触面はほとんどなく、垂直荷重の全てをビルの基礎で支えさせるため、ビル自体には、従来のようなエレベーター構造的な力がほとんどかからないようになっている。これによって昇降路建設は不要となる。
 安全停止階数は最高8階までで、収容定員は9人。欧州では、昨年4月の発売以来100台以上の販売実績を持ち、日本では小型商業ビル用として初年度200台の販売を見込んでいる。

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