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「蓄熱のつどい」蓄熱の普及促進と認知度の向上を図る
1999.08.01 15:13
(財)ヒートポンプ・蓄熱センターでは7月を「蓄熱月間」としており、先月14日、ホテルグランパシフィックメリディアンにおいて「第二回 蓄熱のつどい」を開催した。
この催しは、「蓄熱システム」の普及に向けた社会的空気を形成する事により広く国民的理解を得ることを目的としており、各省庁、経済界、関連業界などから約1000名が参加した。
「蓄熱式空調システム」は夜間の電力を使用し、昼間の冷暖房に使うエネルギーを冷水や氷または温水として蓄え、そのエネルギーを上手に活用するというもの。効率的な運転による「省エネルギー性」や、発電の化石燃料比率が低い夜間電力を活用するので、「環境保全性」に優れるほか、ユーザーにとってはランニングコストの低減といった「経済性」のメリットもある。
「当財団では、『蓄熱式空調システム』の一層の普及拡大を図る為、『エネルギーを蓄えて上手に使う』をキーワードに、今後も『蓄熱のつどい』をはじめ、『蓄熱懇話
会』『蓄熱設計者懇話会』『蓄熱ユーザー懇話会』などを通じ、様々な活動を推進、発表していこうと考えております」(牧野昇理事長)