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素車ビルサービス 米触媒塗料の研修会を開催 アルクリーンコートで難点解消

1999.08.21 14:41

 素車ビルサービス(東京都千代田区)では、光触媒の普及拡大を目的に、施行に関する研修会を定期的に開催している。
 光をあてると有機物の酸化還元反応を促進させる機能を発する酸化チタンの特性を応用した光触媒技術は微生物やホルムアルデヒドなどの有害物質を分解し、抗菌、空気清浄効果が高い為、建築物の内外装材等に広く用いられている。
 一方で耐熱性の無い素材には酸化チタンの焼付けが行えない。またその問題解決の為に開発されえた常温硬化型の耐水性塗料は耐水性に乏しく塗膜が剥離しやすいという難点があった。
 同社が開発、販売している酸化チタン光触媒コーティング材「アルクリーンコート」シリーズはこうした諸問題を解決した画期的商品で、熱を加えることなく、常温で硬化、塗布後24時間で耐水、耐熱性の高い塗膜を形成する為、ガラス・タイル・自然石を始め様々な建材への使用が可能なのが大きな特徴。塗布後は長期的にわたり、抗菌、セルフクリーニング、防汚染効果が持続するという。
 同社側では研修会等を通じ、建物に限らず、車両や船舶等幅広い分野への普及を図ってゆく考えだ。




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