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「エシード」シリーズの商品網拡大 機械室不要エレベータ 高速タイプを追加販売

1999.09.01 14:07

 フジテック(大阪府茨木市)は、昨年11月に発表した機械室不要のエレベータ「エシード」シリーズ全機種に分速105m、90mの高速タイプを追加し、販売を開始した。
 この「エシード」シリーズは、エレベータの巻上機を昇降路のピットに、また制御盤を昇降路内に配置したことで機械室が不要になっており、省スペースに加えて建物上部のデザインを自由に行えることや、エレベータの設置位置に制限が無くレイアウト多様性を持たせることが出来るなどの利点がある。また斜線制限や日影制限にも有利で建物を1階分多く設計することも可能だ。
 今回発売の高速タイプは、高出力インバータを新たに開発することで実現したもの。電動機には永久磁石式同期電動機を採用、高い効率特製による省エネルギー化に加え、ギアレス方式の為、振動や騒音も低減できる特徴がある。
 「エシード」には乗用の「Pタイプ」、住宅用の「Rタイプ」、寝台用の「Bタイプ」があるが全ての機種を高速化、建物の高層化に対応している。

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