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日立ビルシステム 高層ビルエレベータの映像空間伝送装置開発 設置コスト大幅に削減

1999.09.01 14:09

 日立ビルシステムは高層ビル用エレベータ防犯カメラシステムの「映像空間伝送装置」を開発、販売を開始した。
 この装置はエレベータかご内の防犯カメラの映像を近赤外線を用いて伝送するもので、かごの上に送光器を、昇降路の頂部に受光器を設置して映像を伝送するシステムだ。
 これまで既設の高層ビルエレベータに防犯カメラを設置するには映像用の特殊ケーブルをかごと機械室の間に追加設置する必要があり、設置費用の高額化がネックとなっていた。
 同社の今回の新システムは、こうした問題の解決を図ったもので従来方式に比べ設置コストを約70%低減出来る。
 映像は同軸ケーブルを用いた方式と同等の画質を確保しており、電磁ノイズなどの影響も受けにくいのが特徴。またかご内のディスプレイを応用し、利用者に文字放送などのサービスを提供することも出来る。
 レンタル料金はエレベータ1台あたり月額1万3000円から。

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