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衛星放送利用した不動産仲介事業 資本利益立40%を目標
1999.10.01 17:01
ビルオーナーのサイドビジネスとして、スカイパーフェクトTVのデータ送信システムを利用した賃貸物件情報による仲介・斡旋業務が、今、注目を集めている。同事業のFC展開を図るフィールズに話を聞いた。
フィールズ(千葉市美浜区)では全国規模の不動産仲介専門店の店舗展開(フィールズタウン事業)を9月より進めている。
同事業はコンビニ・ゲームセンターをはじめとする単身・若年世帯層が集まる店舗の空きスペースに同社で取り扱うスカイパーフェクトTVのデータ送信システム利用した賃貸物件情報の端末機を設置し、それを見た客が賃貸契約、さらに詳細な情報を得ることができるような店舗を展開してゆくもので、ビルオーナーに対して設置場所を広く求めると同時に、新しいサイドビジネスとして提案していく。
「同一沿線、同エリアに複数のビルをもつオーナーに対して積極的にアピールしていいます。ビルの空きスペースを利用した新しいサイドビジネスとして、現在、FC加盟社を募集しています。FC加盟店になることで、自らが物件を探したりする手間がなく、その場で検索・紹介することができるようになっています。また、賃貸物件の仲介・斡旋に必要な宅建免許を所持しないオーナーには、本部のスーパーアドバイザーによるサポートを行い、様々な面から事業を支援します」(代表取締役社長 佐藤湖友氏)
多店舗展開事業に欠かせない商業地域・駅周辺立地の店舗物件・用地を、同一沿線・同エリアに連結して確保し、投下資本の40%以上の収益を同事業では目標としている。
この収益事業には、複数店舗・商業用地提供者(サプライヤー)が立地を提供し、フィールズ店舗と商圏を同じくするアンテナショップが広範囲の集客手段となる。このエリアを連続的に結びつけゾーニングし、一大商圏としたものを「フィールズタウン」と総称する。そして、この事業主体は、同社の「フィールズパートナー」として、多店舗展開事業を擁した、地域密着型の成長企業となる。
「利便性の高い商業地域と気軽なショップから提供される情報サービスは、今一番消費者が求めています。現在配信されているのは、個別物件の概要や内外装の写真など約5万戸の情報のみですが、今後、顧客層である単身・若年世帯層のニーズに合わせ、住生活関連情報の他、物販サービス、金融サービスの導入が目前に控えており、他の追随を許さない総合情報サービスの企業体となります」
同社は中堅マンション販売を主体事業とするテイボンホームテック(東京都港区)の子会社で平成9年8月設立。