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日立ビルシステム 身体障害者の社会進出進む現状受け全社員を対象に点字教育研修を開始

1999.10.01 17:04

 日立ビルシステム(東京都千代田区)は全社員を対象に点字教育を始めた。
 身体障害者の社会進出が進む中で、オフィスビルにおいてもエレベーターホールやトイレなどにおける点字案内表示を設置する事例が増えているが、点字を知らない健常者の手によるものが多く、表示が間違っているなどの不備も多く見受けられた。
 同社ではこうした事態に対しエレベータ等の保安契約をしている観客については点字銘板のチェックを行ってきたが同時に同社教育カリキュラムの中に「点字教育」を開設し、「点字のしおり」を全社員(約6000名)に配布、ビルのバリアフリー化推進を図ることにした。
 尚、同社は人工呼吸や心臓マッサージの技能取得に対し認められる「上級究明技能認定」の取得を進めており既に2000人が認定を受けている。

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