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パブリックトイレ用防汚染便器新発売 汚れの付着防止効果が半永久的に持続

1999.12.20 16:32

 TOTO(北九州市)はイオンパワーと超表面平滑で汚れの付着を防ぐ「セフィオンテクト技術」を用いたパブリックトイレ用便器を12月1日より販売している。
 この「セフィオンテクト」は衛生陶器の表面を超表面平滑にしたことで水あかの付着や黒ずみなどの汚れを防ぎ、また新開発の釉薬の作用によりその効果を半永久的なものにしたもので、今年7月には家庭用便器「レスティカ」として商品化されていた。
 その後化粧台など洗面所関連にも商品網は広がり、今回は不特定多数の人物が利用するビルや公共使節用トイレについても同技術の導入に成功したものだ。
 また防汚性の高さ、清掃作業の負荷軽減に加えて九酔渓の工夫などを図ったことで大便器については約23%、小便器は約30%の節水も実現したという。
 価格は同社従来品と同程度。同社では「新節水防汚便器」「US一体形小便器」「洗面器」あわせて初年度で月に1万台の販売を見込んでいる。




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