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三井不動産 汐留再開発エリアが着工 情報通信設備の整った「汐留AMタワー」

2000.03.20 16:01

 三井不動産(東京都中央区)アルダニー・インベストメンツ・ビューティー・リミテッド(シンガポール)、松下電工(大阪府門真市)の3社が手掛ける汐留再開発・汐留地区B街区の「汐留AMタワー(仮称)」と地下共用部分の工事が今月15日に着工した。
 汐留地区B地区は、汐留再開発エリアの中で最も北側に位置しており、交通においては、JR、営団銀座線、都営浅草線、新交通ゆりかもめの「新橋駅」、都営12号線「汐留駅」に直結、また、銀座、虎ノ門、霞ヶ関、日本橋、丸の内といった商業、業務行政の中心に近接するなど利便性の高い立地と言える。
 「今回着工の『汐留AMタワー』は、地上43階、地下4階建のオフィスビルと隣接する地上3階建の商業ビルから構成されており、特にオフィス部分については、国際的な金融機関や高度なITインフラを必要とする情報通信関連企業などの先進的な企業のニーズにも応えられる設備仕様を備えるとともに、1フロア約850坪という広さを確保しています」(三井不動産広報部)。
 汐留地区B街区は、同タワー以外に松下電工の東京本社ビル、駐車場等の地下共用部分、旧新橋復元駅舎で構成されている。平成9年2月にアルダニー・インベストメンツ・ビューティー・リミテッド、三井不動産、松下電工の3社がコンソーシアムを形成し落札した。
 「汐留AMタワー(仮称)」はアルダニー社と三井不動産が手掛けており、地上43階地下4階建てで、高さ215.75㎡、延床面積18万7.745㎡。基準階面積は1フロア約850坪。また、電子商取引の普及等企業ニーズの高まっている情報通信設備では、複数の通信キャリアの大容量ケーブル引き込みを可能にすることにより、多様なテナントニーズに対応出来る様になっている。
 竣工は平成15年1月。




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