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セコム・鹿島建設・日立ソフトウェアエンジ ハッカー対策ビルを建設 防災管理・入退管理などセキュリティシステム完備

2000.04.03 15:15

 セコム(東京都新宿区)は日立ソフトウェアエンジニアリング(神奈川県横浜市)と鹿島建設(東京都港区)と提携し、ネット社会に対応するトータルセキュリティシステム「Secure Tower(セキュアタワー)21」を今月より開始。
 「セキュアタワー21」では、サイバーセキュリティだけでなく、企業や組織の活動拠点であるビルのセキュリティ・入退管理や防災など、建物から施設を中心とした、従来からの物理的な財産を守るセキュリティいわゆるフィジカルセキュリティも含め、これらを一元的に管理するトータルセキュリティを行うというもの。
 具体的には、オンラインセキュリティシステム、入退出管理システムなどのフィジカルセキュリティ、イントラネット、エクストラネットなどのネット環境におけるサイバーセキュリティ、さらに金銭決済機能までを備えたICカードシステムなど、従来個別に導入されてきたものを総合的なシステムとして提供できる。サイバーセキュリティでは、認証システムまでを含んだ情報セキュリティを組み込み、世界的な普及を見せる公開鍵インフラ(PKI)による高度な認証サービスを提供することも可能。
 同社では、ビルにおいて企画・設計段階から導入することにより、コストに配慮した高付加価値ビルの建設が可能となり、テナント募集時の差別化メリットがもたらされるなどビルオーナーにとって大きなメリットを生むシステムであると見ている。

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