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都市ガスを熱源としたガス空調開発 ダイキン工業・ヤンマーディーゼルが共同開発

2000.04.17 14:37

 ダイキン工業(大阪市北区)とヤンマーディーゼル(大阪市北区)は共同で、都市ガスを熱源とした既設冷媒配管の流用が可能なビル用ガス個別空調システム「ジオマルチシリーズ」を開発。
 同シリーズはガスヒートポンプを熱源とし、「HD(ヒートドライブ)ユニット」による新しい冷媒運搬方式を採用した業界初のシステム。
 特徴は、更新施工時に既設冷媒配管の流用が可能な点や冷媒配管実長が最大150mの長尺配管の実現により、配管の設計・施工自由度を大幅に向上させている点だ。また、オゾン層破壊係数ゼロの新冷媒(HFC4070)を使用し、環境にも配慮している。熱源には都市ガスを使用するガスエンジンヒートポンプを採用しており、ファンなどの補器類以外には電気を使用しないため、契約電力の低減や受電設備の軽減が可能。機種構成は30kW、40kW、50kWの3機種。販売は東京ガスなどのガス会社を通じ今月より順次発売する。




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