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(社)東京ビルメンテナンス協会 設備機器のデータを一元管理・分析

2000.04.17 14:35

 (社)東京ビルメンテナンス協会(東京都荒川区)は、ビルの設備機器のデータを一元管理・分析し、グラフや帳票で提案・報告できる点検システム「点検くん」を販売。
 このシステムは、設備点検時に発生する各種機器のデータを一元管理・分析する点検システム。点検情報をハンディターミナルに入力することで、技術者のレベルに影響されることなく、精度の高い点検結果が得られるようになるという。
 また、蓄積したデータから手軽に報告書やグラフを作成でき、ビルオーナーや管理会社などの顧客に対して正確なデータを元とした報告、提案ができるようになる。
 同協会では、現在のビルメンテナンスの問題点として、人材では熟練技術者が集まらない、教育に時間がかかる、分析と実作業の分化が難しい、点検では、作業に個人差がある、記録が保全に活かされない、データ解析の仕組みがないなどがあげられるとしており、この「点検くん」はそれらの問題点をクリアできるとしている。
 特徴は、協会標準支援ファイルの装備、バーコードで設備機器ごとの管理、点検結果をグラフや帳票にしての顧客に対する提案・報告が可能な点など。




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