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ダイキン工業 コンピュータによる最新ビル総合管理システム データ分析による省エネ提案も

2000.05.08 10:53

 業務用空調メーカー最大手のダイキン工業(大阪市北区)は、遠隔ビル管理「ビル総合管理」「ビルエアネットシステム」を展開。
 このシステムは、同社が従来より販売しているビル統合監視盤「D-BIPS」を空調機遠隔監視メンテナンス「エアネットサービスシステム」を組み合わせ、更にトータル且つ緻密なビル管理を行うというシステム。ビル内の設備・機能のネットワークと最新コンピューターシステムを駆使した高度情報処理によりビルを知覚化するシステムと言える。
 このシステムでは、次世代のビル管理に不可欠な「設備保守」、「環境測定」「警備」「清掃」「コンサルティング」「保全計画」「診断」「リフォーム」などのメニューを用意している。
 「これはメンテナンス業界において、業界初の空調機の故障予防機能を搭載し、既に高い評価と実績を誇る”エネット”と高度なコンピューター情報処理をシステム化したビルの総合管理システムです」(ダイキン工業)
 コンピューター管理のためメンテナンスにおいても豊富なデータを独自の診断ロジックで解析できる。24時間以内~数カ月先迄の故障を予知する他、異常30分前までのトレース機能で修理が迅速、的確にできる、エアネットコントロールセンターに蓄積されたデータ分析に基づいた省エネ提案、保全提案ができるなどのメリットを持つ。システムではビル設備に習熟したエンジニアが対応する。
 また、コンピュータ化による効率の向上により経費の大幅節約が可能。導入は電話回線工事を付加するのみで、オンライン監視を低費用で受けることができる。
 一括管理により煩雑なビル管理業務を効率的に行うことが可能だ。光熱費の請求書発行などの代行業務も行う。




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