週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

ウエットマスター 膜脱気式の配管防蝕装置販売 オフィスビル・ホテル等で採用

2000.05.08 10:52

 加湿器メーカー大手のウエットマスター(東京都新宿区)は、膜脱気式配管防食装置「デオックスシステム」を販売。
 このシステムは、デオックスシステムは、中空糸脱気膜と高真空技術により水中の溶存酸素を除去し、配管の腐食を防ぐというもの。
 給排水管の腐食は赤水、錆詰まりを引き起こし、漏水等のトラブルの原因となる。また、空調用水配管の腐食は、伝熱阻害やポンプの消耗につながる。
 配管の腐食原因の第一は水中の溶存酸素である。中空糸膜による脱気の原理は、中空糸膜には気体透過性があり、中空糸膜の外側を真空にして中に水を通すと、水中の溶存酸素は膜を通して脱気させ、1mg/1以下になる。このため、配管は腐食しなくなるというもの。腐食原因を断つ根本的な対策と言える。
 このシステムでは、中~小規模のビルや集合住宅向けに小容量タイプもラインナップされており、密閉循環式の空調冷温水配管用に新設計の3タイプを用意している。
 オフィスビル、マンション、ホテル、学校、病院、デパート、各種工場など、あらゆる建物の配管防食に使用できる。




週刊不動産経営編集部  YouTube