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東京急行電鉄 来年竣工のセルリアンタワー 複数の通信キャリアの選択しようが可能に

2000.07.03 12:24

 東京急行電鉄(渋谷区)は、複数の通信キャリアとの協力体制により現在渋谷区桜丘町に建設中の「セルリアンタワー」をマルチキャリアビルとすることを発表した。
 同社が協力体制をしたのは、NTTコミュニケーションズ、クロスウェイズコミュニケーションズ、グローバルアクセス、KDDIウィンスター、DDI、東京通信ネットワーク、日本テレコム、NTT東日本の8社。「セルリアンタワー」のオフィス基準階、スカイバンケット、大宴会場に各社の光ファイバーを導入し、入居するテナント企業が、複数の通信業者から自由に通信サービスを選択、利用することができるようにする。
 また、同ビルを基地局として、加入者無線アクセスシステムにより各種通信サービスを渋谷エリアで提供する。
 「今回のマルチキャリア化により、タワー内のオフィス等では、複数の通信事業者のサービスを自由に選択、利用でき、IT関連、金融等様々な業種のテナント企業はそれぞれのニーズに応じて通信サービスを利用し、コスト削減や多様なネットワークの構築等、更なる高度情報化を実現することが可能となります」(東京急行電鉄)




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