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NTT-ME ビル内のLAN構築を容易に メンテナンス費用も削減

2000.11.06 13:48

 NTTグループのマルチメディア会社のエヌ・ティ・ティ エムイー(東京都千代田区)は、住友3M社製ビル内光LAN配線システム「<ボリション>ネットワークソリューション」の販売を本格化する。
 「ブロードバンド・アクセス時代の到来を迎え、自社ネットワークに光アクセス回線を導入する企業が増えていますが、ビル内のLAN構築に関しては、メタリック配線を行っているところがほとんどです。光ファイバは耐ノイズ性、高速大容量のギガビットイーサネット対応等の利点が認められていますが、メタリック配線に比べコストが高く、施工取り扱いが難しいなどの理由から導入に踏み切るユーザーは少数でした」(キャリアビジネス部門渡辺巌部門長)。
 同社が販売する「<ボリション>ネットワークソリューション」は、各フロアーまでを、従来の各階にネットワーク機器を設置する分配配線方式ではなく、幹線からオフィスまでの全てを光ファイバで、各階にネットワーク機器を設けない集中配線方式での配線が可能なため、保守性に優れ、更に同システム特有の光ファイバ構造を持つことから、従来のメタル配線材料と同様の取り扱いの容易性を実現している。ソケット組み立ての簡素化など施工取り扱いの容易性や保守性に優れ、施工時間の短縮にもつながり低価格での施工が可能となった。
 「集中配線方式は、システムの運用管理をシンプルにでき、機器の空きポート数の削減や機器・通信キャビネットの削減、設置スペースの効率化、セキュリティの向上ができるなどのメリットがあり、機器・通信キャビネットなどに伴うメンテナンス費用を削減することができます」(同氏)。
 同システムの伝送容量は1Gビット/秒。
 100Mbpsのファーストイーサネットから、10倍の容量のギガネットイーサネットまで、光配線を利用して高速化できる。TV会議など高速広帯域の映像系アプリケーションを快適に利用できる、電磁的なノイズの影響をほとんど受けないなどの特長を持っている。




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