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東誠不動産 証券化商品開発を準備
2000.11.06 13:58
総合不動産会社の東誠不動産(千代田区)は、生活提案型のマンション、戸建事業、商業ビルへの投資、賃貸を中核に事業展開している。
同社は不動産証券化関連ビジネスへの展開を視野に入れ、この2年間で約10棟のビルを購入した。
「不動産収益構造は、バブル期から比べると大きく変化してきました。バブル期においては、不動産投資の収益将来のキャピタルゲインがメインであり、投資利回りは2%程度であったものが、現在では、投資利回りを約8~9%確保することが可能となっており、キャッシュフローに重点をおいた投資判断基準に変化してきました。また、地価の下落により、不動産投資は他の金融商品よりはるかに高利回りであることも、不動産証券化にとって追い風になっています」(同社)。
同社は、この積極的な投資や分譲マンション事業の好調により今期の売上高について前年度比188%の約71億7000万円と見込んでいる。