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「建物リニューアル協会」が誕生 インターネット通じた営業を開始

2000.12.04 10:47

大成建設が中心になり施工会社の紹介等行う
 大成建設(東京都新宿区)は、インターネットを利用した受注システム「建物リニューアル協会」を設立、現在需要が急増しているリニューアル市場の開拓を積極化する。
 「建物リニューアル協会」は地域の建設業者、専門工事業者、メーカーと連携をとりインターネットホームページを通じて建物リニューアルに関する技術情報の提供・診断・見積もり・施工会社の診断などを行うことを目的とする。
 「当協会の特長は、その営業活動がインターネットを通じて行われるため、利用者がいつでも、どこでも、気楽にアクセスし、サービスを受けることが出来、『こんな症状で困っているが、どこに相談したらいいのか?』や『テナントが退居していくのだが、原因が分からない』といった場合でも、当社が持つ総合的な技術とノウハウ、厳選した協会員の機動力を結集するので、様々なリクエストへの対応が可能な事です」(建物リニューアル協会)。
 同協会では、施工業者斡旋方式なので、中間マージンの負担がなく、更に顧客情報のデータベース化により工事完了後のフォロー体制も万全となるという。
 大成建設は、この協会の設立・展開によりこれまで営業ルートを持たなかった新規市場、顧客の開拓を目指すとともに、インターネットの利用により営業活動のスピードアップ、コスト削減も図っていく。
 同協会は、今年5月の中部地区、中国地区のスタートに続き、10月より関東地区でも営業を開始し、全国展開の準備を進めている。




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