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セコムテクノサービス 自動ドアの保守点検業務を本格化 ナブコドア等3社と提携

2000.12.25 15:32

 ビル設備メンテナンス業務を展開するセコムテクノサービスが、自動ドア業界再尾手のナブコシステム等3社と業務提携し、自動ドアの保守点検業務に参入することを発表した。
 セコムテクノサービス(中野区)は、自動ドア保守点検業務及び関連工事に関し、ナブコシステム(東京都港区)・ナブコドア(大阪市西区)・オリエント産業の3社と業務提携を結んだ。
 これは、全国で約2万6000件のビル設備メンテナンス業務を提供している同社が、取り込みを行うため、ビル設備の管理・メンテナンス契約の一部として、自動ドア保守点検契約及びリニューアルの受注活動を行うというもの。
 自動ドアは、ビル建築の玄関から店舗の入口まで広く、一般的に設置されており、国内の年間自動ドア生産台数は、約15万台に達しており、同社が提携したナブコ自動ドアは国内トップブランドで、シェアの多くを占めている。
 「自動ドアの保守点検は、その実施に関し法定点検としての実施義務が規定されておらず、建物管理者に対する罰則も無い事から、その普及が遅れており、自動ドア保守点検義務は膨大な市場規模であるにも関わらず、未開拓の市場となっています」(同社)。
 自動ドアは、空調の効率化、ビルや店舗のイメージアップ、バリアフリー対策など様々な役割を持っており、広く一般のビル、店舗に設置されており、保守点検による設備の維持の管理、寿命の延命化が不可欠で、その実施に関しては、行政指導としての指針も存在する。
 同社は、国内63カ所のサービス拠点と、東京本社に設けられた、「テクノ・オンコールセンター」により、24時間体制の故障・修理の受付を行い、保守点検・障害対応及び、改修工事に関しては、ナブコ自動ドア販社である3社に業務委託し、全国均一に高品質の保守点検・障害対応業務及び、改修工事を提供する。

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