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ファミリーネット・ジャパン 高速インターネット接続サービスの提供を開始

2000.12.25 15:36

 大京(東京都渋谷区)とエヌ・ティ・ティ エムイー(東京都千代田区)が10月に共同で設立したファミリーネット・ジャパン(以下FNJ)は、既存マンションでの定額・常時接続のブロードバンドインターネット接続サービスの提供を開始する。
 具体的な既存マンションのサービス提供開始の第一号物件は「ライオンズマンション荒川公園」(竣工・平成10年9月、総戸数 122)で、12月23日(土)サービス提供を開始。インターネット接続のマンション内設備は、家庭内にある電話線を利用するネットワークの規格で、接続や設定が簡単であるとともに、既設の電話線を利用するため配線工事やケーブルの費用が不要のHomePNA方式を採用、マンション内への0.5メガヒット/秒の光ファイバー専用回線引込み工事および、インターネット接続設備の設置工事が完了し、23日(土)からは常時接続のブロードバンド環境が実現できるという。
 利用にあたっては、希望者のみ「FNJ」社が提供するサービス「サイバーホーム(CYBERHOME)」に加入し、初期費用として専用アダプター費用を含む2万5000円を支払う。月々では3980円の月額使用料を支払うのみで利用できる。
 また、「LM荒川公園」では、11月下旬にマンション所有者で組織している管理組合による総会を開催し、議決権総数および管理組合員数の4分の3以上の賛成による、「決議」が行われ、「サイバーホーム」のサービス開始を決定している。インターネット接続設備の設置等に伴う管理組合の負担はない。
 現在、FNJには、約1000棟の既存マンションより、ネット化に関する問い合わせがきているという。さらに8件ンの既存ライオンズマンションで、定額・常時接続のブロードバンドインターネット接続サービス導入の管理組合による総会決議がなされ、来年早々には、サービスの提供を開始する予定だ。




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