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ダイキン工業 省設備・省エネを実現する新商品投入
2000.12.25 15:35
ダイキン工業(大阪市北区)は、チリングユニットのインバーター化により、省設備と省エネを実現する「新冷媒インバーターチラー」を開発、来年1月より発売する。
「新冷媒インバーターチラー」は、インバーター圧縮機の特徴であるきめの細かい容量制限により、安定した水温制御を実現したほか、幅広い温度範囲の運転を1台で対応、また、ウォーターチリングユニットのこの容量域としては、初となるオゾン層破壊係数ゼロの新冷媒R407Cを採用している。
同ユニットの特徴は、同社独自の技術による制御機能向上で設備費を大幅に削減する点、熱源システム全体で大幅な省エネを実現する点、幅広い温度範囲に柔軟に対応する点、同社の空調通信システムへの対応が可能な点、また、ポンプユニットをオプションキットとし、現地での省工事化を図れるなど豊富なオプションを用意している点など。
同社に、この新型のインバーター圧縮機や熱交換機、電子膨張弁などの採用により、熱源システムとして大幅な省設備と省エネ化を図ることが同ユニットの空冷冷媒標準機全7機(5~30HP)を順次発売していく。