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隅田商事 風力発電装置を備えた省エネ型ビルオープン 太陽光と併せ最大20Kw発電
2000.12.25 16:07
太陽光発電に風力発電を組み合わせ省エネルギー、環境対策を追求したユニークなビルが12月20日中央区新川に誕生した。
この「永代橋エコピアザビル」は渋谷区の貸ビル業者である隅田商事が所有するもので延床面積は1056坪。
1.2階は同社が運営するベーカリーやカフェ、3.4階を同社従業員用の寮として用い、5~10階を事務所として貸し出している。
「当社はもともとガソリンスタンド経営からスタートした会社です。ガソリン販売はCO2の排出など地域環境に対して負担をかけることにもなることから3年前より企業内で『エコ・プロジェクト』を展開しています。今回のビルもその一環です」(同社不動産本部)
同ビルの発電能力は最大で約20キロワット。太陽光による発電分はベーカリーカフェの空調用に、風力発電分は屋上の夜間照明に用いてゆくという。
「更にビルに隣接して当社のガソリンスタンドがありますが、このスタンドにも電力を供給し、地震などにより万一電力供給がストップした場合でも消防車や救急車といった緊急車輌にガソリンを供給できる災害対応型のスタンドにしてゆく予定でいます」
同社では今回のビルのコスト削減によっては今後ビルの新築や既存ビルのリニューアル工事に際して同様のシステムを用いてゆく予定だという。