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東急不動産 商業施設「南青山プラース」オープン 定期借地による開発事業に積極展開 10年期限の借地契約
2000.05.01 11:33
東急不動産(渋谷区)は4月7日、港区南青山3丁目に事業用定期借地制度を利用した商業施設「南青山プラース」をオープンさせた。
同社は1997年11月に渋谷区代官山において今回と同様のコンセプトに基づいた商業施設「代官山プラース」をオープンさせている。
今後は土地活用事業メニューのひとつとして定期借地を用いた暫定利用型商業施設開発を「プラース事業」と名付け、遊休地を抱えた地主を対象として本格的に営業展開してゆくという。
今号1~3面でも伝えた様に事業用定期借地制度を利用した物件はこれまでは郊外が主であったが近年では都心部においてもその数は増加傾向を示しており、今後の遊休活用策における有効な手段のひとつとして注目を集めている。
今回の「南青山プラース」は国道246号線表参道交差点近くに位置し、敷地面積は615坪。
敷地は交差点を形成する2本の道路それぞれに面してはいるものの、路地面の殆どが私道部分という変形敷地であることからビルなどの本格的利用が難しく、これまではとりあえず駐車場として利用されてきた土地だ。
東急不動産はここを昨年11月から2010年4月まで賃借し2階建ての小型ビルを3棟建てレストラン・ヘアサロン・ブティックなど女性を対象にした計11店舗が入居するショッピングモールとしたものだ。
「今後は六本木・広尾・白金・自由が丘・吉祥寺などの集客力に優れた好立地をターゲットにプラース事業を展開してゆきます。今回の南青山の様に中庭となるスペースが確保できれば変形的な土地であっても対応が可能です」(東急不動産広報)