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ベルファースト 高圧受変電設備の定額保守管理 多機能的な自動監視装置を設置
2001.05.07 15:29
ビルの高圧受変電(キュービクル)設備の点検サービスを提供しているベルファースト(東京都新宿区)では、電気事業法の改正に伴って、低価格にてサービスを提供している。
電気事業法において、高圧受変電設備の定期的な保守管理が義務付けられており、この年間保守管理コストがビル経営を圧迫させる要因の一つとなっていた。それが昨年4月の高圧受変電設備の点検業務に関する規制緩和が行われ、法令で規定された条件を満たす監視装置を設置できるようになった。
同社が取り扱う高圧受変電設備用の自動監視装置「D-GUARD」は、絶縁監視機能、トランス温度異常監視機能、停電感知機能などが搭載されており、従来の監視装置に比べて、多くの機能を備えている。
「ビルの中でも最も重要なライフラインとも言えるのが電気です。安全で、なおかつ安心な電気を使っていくためには、定期的な保守管理が必要ですが、過剰に管理コストをかける必要はありません。昨年の法改正に伴い、安全・安心なサービスを低価格にて提供できるようになりました。ビルのケースによって多少の違いはありますが、最大55%の年間コストの削減が可能です。点検業務には東日本電気設備保安協会の有資格者を派遣しています。管理コスト削減が最大のテーマとなっている現在のビル経営において、ビルオーナーのニーズを満たしたサービスを提供しています」(取締役営業部長 堀尾虎徹氏)