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<トピックス>5月末都心主要区空室率
2001.06.18 11:34
オフィス仲介の三鬼商事(港区)は、5月末時点での都内主要5区のオフィスビルの平均空室率を発表した。
それによれば、5月末の平均空室率は3.27%と前月比0.04%に悪化した。都内主要区の平均空室率は今年2月の3.07%を底に4ヶ月連続で緩やかに上昇しているが、 同社では「外資系企業や成長企業のオフィス需要は依然旺盛で、市況は堅調に推移している」と分析している。
区別では渋谷区が2.50%と最も好調で、以下新宿区(2.68%)、千代田区(2.69%)、中央区(3.27%)、港区(3.81%)と続く。前月比では港区が0.07%下げた他は、いずれの区も若干空室が増加している
。
また賃料については5月末時点で1万9683円と前月比で91円(0.46%)の上げとなった。
区別では平均空室率が2%で推移している新宿区と渋谷区がともに前年同月比で約3%上げ、好調ぶりを明らかにしたが、他3区については小幅ながら下げており明暗がわかれた。
ただし、前月比では新宿区が1万7671円と63円下げた他は、僅かだが上昇している。特に渋谷区はこの1カ月で318円(1.62%)と他区に比べ大きく上昇したのが目立った。