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空き部屋を収納スペースとして賃貸 押入れ産業が新事業として展開
2001.06.18 11:35
トランクルーム事業を全国で展開している押入れ産業(東京都中央区)は、オフィスビルの空き部屋を活用し収納スペースとしてレンタルするという新事業を開始した。
同社は社名からも分かるように、利用者の利便性の高い収納スペースを提供しており、今回の新事業は、より利用者の近くに店舗を設けることにより、より利便性を高めることを目的としている。
同事業は、ビルのフロアをパーティションで間仕切りし、収納スペースとして賃貸するというもので、ビルオーナーにとっては、複数の顧客と契約することにより安定的な事業ができると同社では見ている。
フランチャイズ契約費用は、加盟料(5年契約)が1契約(3店舗まで)50万円、4店舗目から1店舗ごとの追加加盟料20万円。5年毎の更新料は加盟料の50%。ロイヤリティが、定額方式(設定利用料金の12%・月)。業務運営委託費が1スペース当たり月1,000円。設備費は物件ごとの価格提示とするが、1スペース当たりのコストは15万円が目安。この他、販売促進用品や広告宣伝費等の開業一時費用が50~80万円程。
事業運営については、事業経験を豊富に持つ押入れ産業のネットワーク拠点110カ所がサポートし、本部が事前のマーケティング、集客活動サポート、運営管理のコンサルティングなどを行う。
スペースのレンタル料は1.23㎡のAタイプで6,800円、3.56㎡のJタイプで1万9,000円となる。付加価値を付け賃料を高めに設定することもできる。
同社は、空室を活用できる安定事業としてビルオーナーや管理会社に提案していく。