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日住研 中古住宅の瑕疵保証期間を5年間に延長

2001.07.02 17:21

 住宅審査の専門会社である日住研(千代田区)は、今月より中古住宅の瑕疵保証期間を5年間に延長した新承認「HIG-5」の取り扱いを開始した。
 同社は昨年7月より、中古住宅の流通促進を目的に、非破壊検査により既存住宅の基本性能チェック、及び検査に合格した住宅に対する2年間の瑕疵保証を行ってきたが、この度、さらなる顧客サービスの為に、保証期間の延長を行ったものだ。
 「新築住宅については10年間の瑕疵保証期間が浸透していますが、中古住宅については、売主が個人の場合は瑕疵保証を付けないか、付けても2ヶ月程度になっており、買主にとって極端に不利な状況になっています。また、目に見える不具合が発生しない限り、瑕疵保証の請求も行われていませんでした」
 同社では、こうした実情に対し、保証期間が経過してしまう以前に、住宅検査の積極利用を提案していき、不具合の箇所のチェックを進めていくという。
 対象となるのは基本的にすべての中古住宅で、他社の様に建築業者や築年数、階層は問わない。
 料金システムは以下の2タイプ
(A)…基本構造5年及び雨漏2年保証―6万円
(B)…基本構造5年及び雨漏・蟻害保証それぞれ5年ずつ―16万円




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