週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

TOTO 新型トイレ用自動水栓発売 気泡混入率を上昇させ使用水量の削減を実現

2001.08.13 17:18

 TOTO(福岡県北九州市)は、パブリック向けの自動水栓「アクアオートハイパー」の品ぞろえとして、AC100Vタイプに低流量で高い気泡混入率を実現させる超節水泡沫キャップを採用した「アクアオートハイパー泡沫タイプ」の販売を8月1日より開始した。
 同商品は低流量で商品気泡混入率を実現させたことで吐水量2L/分で倍以上の4.5L/分の流量感を確保できるもの。
 使用水量は、ハンドル水栓と比べ84%、従来の自動水栓(吐水量5L/分)と比べて60%カットできるため、水道代が節約でき経済的である。そのため、使用頻度の高いパブリックトイレに最適な商品である。
 吐水口内部に埋め込める新開発のマイコンセンサーを採用しているので、センサーの位置を従来のスパウト部から吐水の内部に変更できた。そのため、より手に近い位置でセンサーが感知し、確実に手の動きを捉えることによって吐水・止水をスムーズに行うことが可能。
 TOTOでは従来品との環境影響比較を行い、一定基準をクリアした商品をTOTOエコ商品として認定しており、「アクアオートハイパー泡沫タイプ」はTOTOエコ商品として認定されている。
 自動水栓は不特定多数の人が使用するパブリックの洗面所においては非接触で使用できるので衛生的であり、水の止め忘れ防止にもつながるため現在多くの施設で使用されている。
 同社では水栓本体は水に気泡を含ませるなど、流量感を保ちつつ節水させる様々な開発を行ってきたが、今回発売の同商品ではさらなる節水を実現する新開発の泡沫キャップを使用している。
 初年度の販売目標は1カ月1000台。価格は消費税・工事費別途で4万9400円(単水栓)~8万2400円(サーモスタット水栓)。

PAGE TOPへ