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ダイキン工業 業界最高のCOPを実現した新シリーズ発売決定 パッケージエアコンの主力機種の新冷媒化に注力

2001.09.10 16:02

 ダイキン工業(大阪市北区)は、新冷媒R407Cを採用し、業界最高のCOPを達成した「スーパーインバーターZEAS(ジアス)Ⅱ」シリーズ全12タイプ266機種を来月より発売する予定だ。
 同シリーズは、実績のある同社の省エネ技術をさらにレベルアップさせており、全クラスに「パワーリラクタンスDC圧縮機」などの新技術を加え省エネ性を追求している。
 また、主力の天井埋込カセット形マルチフロータイプの新型熱交換器の搭載や快適機能を充実させ、スーパーカセット「爽やか一静風美」として同時発売する。
 「スーパーインバーターZEASⅡ」の主な特徴は、全シリーズで業界最高のCOPを達成、年間電気代約75%削減する点、静音化と省エネ性を両立している点、「自動冷媒回収機能」の搭載や製品リサイクル可能率95%達成するなど環境に配慮した装置を拡充している点など。
 スーパーカセット「爽やか一静風美」の主な特徴は、体積占有率を上げ高効率化を図った「ウェーブ熱交」を新たに採用し「ZEASⅡ」との組み合わせで大幅に省エネ性を向上させている点、「エコフレッシュ センサー」を搭載し、冷え過ぎ防止と省エネ性を両立している点など。
 新省エネ法をはじめ、家電リサイクル法、グリーン購入法、資源有効利用促進法など環境関連法の施行が相次ぐ中、2002年4月にはフロン回収破壊法も施行される。同社は、このような環境意識が高まっている現在、パッケージエアコンの主力機種の新冷媒(HFC)化を秋までに完了させる予定だ。




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