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サーチェスパークT22A型 設置の自由度を拡大させた立体駐車装置
2001.10.01 13:58
ダイキン工業は油圧式高速多段パズル型の立体駐車場装置「サーチェスパークT22A型」の販売を今月より開始した。一昨年2月より販売している”高速シリーズ”で好評を博した「低騒音・低振動・高速・省エネ」のコンセプトを継承しつつ、より多くの車の収容を可能にしているのが特徴になっている。
従来の駐車装置では一番下の搬器(パレット)を出庫する際に、連続する上段の搬器も連動して上昇させていたが今回は余分な搬器を横行させる新機構を導入。これにより出庫させたい車1台分の搬器のみをすくいあげることが可能になった。
その分、建物の梁や配管等の為のスペースが生まれ、建物や設備のレイアウトの自由度が高くなっている。
また業界トップクラスの高速運転により入出庫の待ち時間を従来装置の約65%の85秒に短縮させている。
更に、パレットを2台同時に上昇させる必要がなくなったことに加え、下降時はパレットの自重による効果を行う為、電気を殆ど使用しない。これにより従来のギアードモーター方式に比べ消費電力量は約半分になっているという。
価格は一車分あたり340万~390万円。