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大林組 防火計画コンサルを開始 耐火スクリーンの販売事業も同時に
2001.10.08 16:55
大林組(品川区)は10月1日より防火計画コンサルティング業務と自社開発のウォークスルー耐火スクリーンの販売を行う防火関連事業を開始した。
2002年6月には建築基準法の改正が予定されており、エレベーター前の防火区画設置が3階以上の建物への義務づけられることとなる。これにより中小ビルにおいても質の高い防災計画の立案が求められる様になる。
同社ではこうした点による防災関連ニーズの高まりを見越し、社内ベンチャー制度を用いた防災関連の新規事業を始めた。
業務内容は以下の通り
①防火計画コンサルティング業務 防火計画の立案・計画書の作成・関連官庁との折衝など、防火に関するコンサルティング業務を行う。
②ウォークスルー耐火スクリーンの販売 同社が96年9月に開発したウォークスルー耐火スクリーンを販売する。同商品は不燃材料と同等の性能を持つシリカクロスを使用しており、高い断熱性で延焼を防止する。
また、従来の防火・防煙シャッターと同等の機密性能を有しており、吹抜やエレベーターホールの防火区画に適している。更に、柔らかな布製のスクリーンの為、車椅子使用者でも押し開けるだけで容易に避難できるだけでなく、スクリーンの
反対側の状況をある程度認識することが可能になる為、災害時のパニックをふせぐことも出来る。
今後同社では、ウォークスルー耐火スクリーンの販売を技術供与先を含めて、3年後に30億円を見込んでいる。