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松下電工 カードによる入退館管理システムを開発

2002.01.21 16:22

 松下電工は、2001年12月21日より、カード式の入退室管理システム「デイリーキーパー」を発売している。
 このシステムは、近年のピッキングによる窃盗など、刑法犯の増加に対応するために開発された。建物や室内の出入りを鍵に代わってカードで行い、「いつ」「誰が」「どこを」出入りしたのか、履歴管理を行うことで、カードを持っていない関係者以外の立ち入りを制限して防犯性を高めるもの。
 特長は、①出入り口が1カ所の場合、コントローラが不要となり、カードリーダ、データ測定器、電源装置のみの組み合わせでシステムを構築でき、コストを低く抑えられる(従来システムの3分の1)。
 ②カードリーダは非接触式と磁気式がラインアップされている。非接触式はカードの複製が困難なので高い安全性が確保出来る。一方、磁気式は既に使用されている磁気カード式の社員カードがあった場合、共に使用出来る(但し、使用できない場合もあり)。
 ③最大30カ所の出入り口をコントローラ1台で管理できる(従来の2倍)。コントローラ1台あたりのカード登録枚数は、最大1万枚(但しカードリーダ1台あたりの登録枚数は2500枚まで)。
 ④設置の容易性(既存の施設でも可)。
 ⑤カードリーダはコンパクトでシンプルなデザインに設計されている(従来品の3分の1 縦120×横116×厚み30㎜)。
 オフィスビル・テナントビルの建物の入り口、フロアの入り口、資料室などに用いる事ができる。
 システム価格は、31万3000円から。(電気錠・工事費別・税別)。




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