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綜合ユニコム 不動産投資テーマのフォーラム 綜合ユニコムが主催
2002.02.11 17:14
「月刊レジャー産業資料」「月刊プロパティマネジメント」を発刊する綜合ユニコムが主催する新春フォーラムが1月28日、千代田区の都市センターホテルにて開催され、ビルオーナー、金融関係者、機関投資家など150名が参加した。
「激変する『不動産投資』ビジネス2002年新潮流を読む」と題した同フォーラムは二部仕立てで、13時からの第一部では、まず衆議院議員の渡辺喜美氏が「激変する日本経済と不動産構造改革のあるべき姿」と題して公演、デフレ経済下からの脱出策について語った。
次いでオリックス不動産ファイナンス本部長の田代正明氏が「不動産の金融化は不動産事業をどう変革させるか」と題し講演。不動産と金融の結び付き、及びそれに対しオリックスがどう応じビジネスを展開しているかをレクチャーした。
15時からの第2部はパネルディスカッション。不動産金融アナリストの井手保夫氏を司会に、日本ビルファンドマネジメント取締役投資本部長飯野健司氏、ジョーンズラングラサール代表取締役浜岡洋一郎氏、JPモルガンマネジングディレクター市來直人氏、クリード代表取締役宗吉敏彦氏の4名のパネリストが「不動産投資ビジネス市場活性化への課題」をテーマに論議を展開した。
17時からは懇親会が行われ、参加者同士、参加者とパネリスト達の交流促進が進められた。
日本経済再生の為には、不動産事業者の活性化はもとより、「不動産証券化」や「不動産ファンド」などの不動産投資ビジネスの本格化が重要な役割りを担うと期待されている。今回の様なフォーラムを通じて、不動産ビジネスを取り巻く課題・問題を明らかにし、今後の進むべき方向性を提言してゆく。