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ダイキン「ビルバリューアップセミナー」終了 3日間で延べ200名が熱心に参加

2002.02.18 16:43

 ダイキン工業主催、本紙後援のビル空調バリューアップセミナー「設備更新で甦るビル~テナント定着に向けて」が2月6日~8日にかけて行われ、3日間で合計200名が参加し、各講師のレクチャーに熱心に耳を傾けた。
 このセミナーは、市場内においてビルがいかに差別化を図り、今後の厳しい時代を生き残ってゆくか、という点をテーマに、ビルオーナー・管理会社・マネジメント会社などを対象に行われたもので、今回が初めての開催となる。
 セミナーの内容は3日間それぞれ異なっており、まず1日目は不動産証券化に関するコンサルティングを展開するサタスインテグレイト代表の佐藤一雄氏が「個人オーナーの為の証券化活用術」と題して講演を行った。
 佐藤氏は、とかく解かりにくいと言われている不動産証券化のスキームやJリートの仕組み、商品選びのポイントなどについてレクチャーを行った。
 2日目の講師はオフィス仲介会社ディック・エンタープライズの増田富夫専務でテーマは「中小ビルにおけるテナント誘致戦略~2003年問題~」。
 今後の大型オフィスビルの大量供給による市場への影響、そして、そうした時代に求められるオーナーの戦略性や具体的なテナント誘致テクニックについて解説を行った。
 3日目は住商ビルマネージメントの山﨑隆司 取締役社長が「ビル経営におけるマネジメントの重要性」というテーマで講演を行った。
 ビルの所有と経営の分離が進む中、増々その重要性が増してゆくプロパティ・マネジメントについて導入のメリットや上手な活用法についてレクチャーを行った。
 また、3日間とも講演の後は「ダイキン工業からのご提案」と題し、管理コストの改善とビル遠隔管理サービス、テナントニーズ/施工条件に対応した空調システムが紹介された。




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